我が子を英語ペラペラに ~多嚢胞卵巣症候群で体外受精、自然妊娠ともに経験して~

不妊治療の体験談、子どもが英語をペラペラに話せるまでを綴っていきます

2E教育②

前回のブログ記事の続きです★

 

2E生徒は、日本のどの学校にも1~2クラスに1人は居る可能性があると言われており、特別珍しい存在ではないようです。

 

映画「gifted/ギフテッド」のような、ずば抜けたギフテッド児にはそうそうお目にかかれないとは思いますが・・・(;^_^A笑

ギフテッドの中でもさらに特出した才能を持つ者を、「ハイリ―ギフテッド」と呼ぶようで、ハイリーギフテッドはIQ145以上とか、IQ165以上とか、IQ180以上とかいう研究報告があるようです。

 

 

ギフテッドは女児より男児の方が多いと書かれている論文を私は目にしたことがありますが、それは「女児のギフテッドを見出す視点がないだけ」との指摘もあります。

 

 

今日は、日本の才能教育の歴史について書いていこうと思います★

 

日本では、今のところ法制を伴った公式の2E教育は存在しないようです。

そのため、日本では才能教育を特別措置しない代わりに、学力によって入学者が選別される学校格差が生じ、事実上の能力別クラス編成が公立・私立学校に出来上がりました。

中高一貫進学校では、進んだ授業が行われていることは言わずと知られていると思います。

 

日本も歴史をさかのぼれば、戦前・戦時中には飛び級と呼ばれる制度が存在しており、学力試験で認定されれば、小学5年生から中学1年生に進学することができ、中学校(5年制)を4年で修了し高校へ進学するもことができていました。

 

昔の日本では、実年齢に関わらず到達水準に応じた学習をさせることに理解があったと言えます(´ー`)

 

『戦時下の特別科学組』という論文によると、戦時中の日本では、選抜された少数の高学力の子ども達に特別な教育を行う教室が設置されていたと書かれています。

 

 

 

※「戦時下の特別科学組」のPDFです。興味ある方は読んでみてください。

https://www2.tsuda.ac.jp/suukeiken/math/suugakushi/sympo30/30_tanaka.pdf

 

この論文によると、

第 2 次世界大戦末期, 我が国の敗戦が濃厚とな
ってきた昭和 19 年 9 月, 帝国議会における建議
に基づいて, 特別科学組が設置された. その目的
は, 中学校レベルで英才を選抜して, 科学技術研
究を担う人材を早期に育成するためであった. 東
京・広島・金沢・京都などで新学級が編成された
が, 敗戦後の昭和 23 年 3 月で打ち切りとなり, 
わずか3年程の実験的な学級となった.

 

(中略)

 

「昭和十九年の秋であった.戦況は我が国にとっ
て日に日に非で,その最大の原因は化学兵器の欠
陥にあることが指摘され,科学振興の叫びは切実
であった.その振興策の一つとして科学特別教育
案なるものが文部省でとりあげられた. 
 この案によれば科学的の素質の優れた子供を,
国民学校及び中学で選抜して特別の学級を編成し,
科学的の学科に重点を置いた特別な教育を施して
科学的才能を大いに伸ばし,大学へ入る頃までに
は通常の学生とは段違いの科学的の学力をつけよ
うというのである.他の学科は犠牲にしても科学
的の方向にのみ力を集注し,進級に際しても必要
に応じて一年でも二年でも飛ぶようにして,将来
は我が国の科学界の指導者を養成しようという意
気込みであった.当時中学以上の学生生徒はほと
んど全部勤労に従事させられていたにもかかわら
ず,この特別学級の生徒は勤労から除外するとい
うのも,大きな魅力であった.

 

特別科学組の授業は、理科・数学の授業が大半を占め、京都大学から教官が来て高度な授業を子どもたちに行っていたとされています。

(対象になった子どもたちは、小学4~6年生、中学1~3年です)

 

特別科学組で授業を受けていた生徒の数は「761名」と言われており、生徒の大半がその後、東大や京大、阪大へ進学したようです。

 

終戦後、文部省はこの学級を如何にしたらよいかを話し合い、昭和22年3月末をもって特別科学教育は打ち切りとなりました。

戦後厳格な年齢主義により飛び級制度などは廃止され、教育課程は画一化され、学習指導要領は絶対に準拠されるべき基準となり、民主主義の理念として教育上の平等主義が徹底されました。

 

それから月日が流れ、日本では戦後再び「飛び級制度」が開始されました。

1997年に大学入学の飛び級が開始されたのです。

(数学または物理学の分野で優れた資質を有する高校2年生の大学入学を認める制度)

 

2020年に飛び入学を実施した大学

↓ ↓ ↓

千葉大学名城大学理工学部)、エリザベト音楽大学音楽学部)、会津大学(コンピュータ理工学)、日本体育大学(体育学部)、東京藝術大学音楽学部)、京都大学(医学部)、桐朋学園大学音楽学部)

 

今後の日本の英才に対する制度の拡充が気になるところですね(´_ゝ`)

私個人は、飛び級なんて制度よりもインクルーシブ教育の方が人としての温かみを感じます。